紀州釣りをはじめよう~初・中級釣り講座
3. チヌってなに?
一般名:チヌ 学名:Acanthopagrus schlegelii 別名:クロダイ(黒鯛)、Black sea bream、Black porgy 目科属名:スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科クロダイ属 界門網:動物界脊索動物門脊椎動物亜門魚上網硬骨魚網 分布:北海道以南~本州・四国・九州の日本、朝鮮半島~台湾の東アジア沿岸 環境:磯、河口や汽水域、稀に淡水域 全長:30~70cm 【日本記録:70.8cm、2002/6/1、福岡・船越】 体形:タイ型-体が高く側扁、尾鰭後端長くない 体表色:黒っぽい 身色:白 産卵期:春 釣期:春~秋 関西ではチヌですが、他にもクロ(東北地方)、ケイズ(東京都)、カワダイ(川鯛 : 北陸地方)、チンダイ(山陰地方)、チン(九州)、クロチヌなど、様々な地方名がある。また、成長によって呼び名が変わる出世魚でもある。関東ではチンチン-カイズ-クロダイと変わり、関西ではババタレ-チヌ-オオスケとなる。瀬戸内海、特に広島湾での魚影が濃くこの海域のみで日本の2割近くが水揚げされる。北海道以南の日本列島、朝鮮半島から台湾までの東アジア沿岸域に分布する。ただし奄美大島以南の南西諸島には分布せず、ミナミクロダイ、ナンヨウチヌ、ヘダイといった近縁種が分布する。 タイ科の大型魚としては珍しく水深50m以浅の沿岸域に生息し、河口の汽水域にもよく進入する。環境への適応力も高く、岩礁から砂泥底まで見られ、汚染にも比較的強い。冬は深みに移動するが、夏は水深1-2mの浅場に大型個体がやって来ることもある。他のタイ科魚類と同じく小魚や甲殻類、貝類など様々な小動物を捕食するが、クロダイはタイ科魚類でもかなりの悪食で海草なども食べる時があり、酷い時だと水に落ちたスイカに食いついたという例もあるという。 産卵は春に海域で行われ、直径0.8-0.9mmほどの分離浮性卵を産卵し、水温20℃では約30時間で孵化する。孵化直後の仔魚は体長2mmほどで卵黄嚢をもつ。体長8mmほどから砂浜海岸の波打ち際や干潟域、河口域などの浅所に集まり、プランクトンを捕食して成長する。生後1年で体長12cm、5年で26cm、9年で40cmほどに、50cmの年無しはやはり15年以上となるが、マダイと比べると成長が遅い。夏から秋には海岸域で全長10cm足らずの若魚を見ることができる。若魚はスーッと泳いではピタッと停まるのを繰り返しながら餌を探す。水中の砂底で砂煙を上げるとこれらの若魚が近寄ってきて、多毛類やスナモグリなどの餌を漁る様が観察できる。 成長によって性転換する魚としても知られる。性転換する魚はメス→オスが一般的(マダイ等)だが、クロダイを含めたヘダイ亜科は雄性先熟を行い、オス→メスに性転換する。2-3歳までは精巣が発達したオスだが、4-5歳になると卵巣が発達してメスになる。ただし全てがメスになるわけではなく、雌性ホルモン(エストラジオール-17β=E2)が不足したオスは性転換しない。 クロダイは他にも多くの近縁種があるが、大きさや習性などに大きな違いはなく、漁獲時には一括りにされることも多い。近縁種を見分けるには背びれと側線の間にある鱗の列がポイントとなる。 キチヌ・キビレ Acanthopagrus latus (Houttuyn,1782) 西日本からオーストラリア、アフリカ東岸まで、西太平洋とインド洋に広く分布するが、南西諸島には分布しない。クロダイよりも内湾を好み、河口域に多く生息する。和名通り腹びれ、尻びれ、尾びれが黄色なので、「キビレ」「キビレチヌ」などと呼んでクロダイと区別する。側線鱗数は43-48枚、背鰭から側線までの鱗は4列で、クロダイよりも鱗の数が少ない。クロダイの産卵期が春に対して、秋産卵を行う。 ミナミクロダイA. sivicolus Akazaki,1962 南西諸島だけに分布する固有種。側線鱗数は46-52枚、背鰭から側線までの鱗は5列で、鱗の数が僅かに少ない以外はクロダイによく似ている。内湾や河口域の他、サンゴ礁でも見られる。 ナンヨウチヌ A. berda (Forsskål,1775) 石垣島から台湾、オーストラリア、インド洋沿岸域まで広く分布する。側線鱗数43-52枚、背鰭から側線までのうろこは4列。クロダイより体高が高く、背中が盛り上がっているように見える。マングローブ内などに多数生息する。 オキナワキチヌ A. sp. 琉球列島に分布する。体下面の鰭が黄色を帯びるのでキチヌに似るが、キチヌとは分布域が異なる。オーストラリア産のオーストラリアキチヌ A. australis に似る。また、体側が白っぽいことから、沖縄では「チンシラー」(白いチヌの意)と呼ばれ、ミナミクロダイとも区別される。 ヘダイ Rhabdosargus sarba (Forsskål,1775) 西日本を含む西太平洋・インド洋に広く分布する。クロダイに似るが別属として分類され、口先が突き出ないこと、体側は鱗の列の縦縞が目立つこと、背鰭軟条13・尻鰭軟条11でクロダイより多いことなどが特徴である。クロダイより沖合いに生息し、身に磯臭さがない。 (Wikipediaより)
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11月21日(土)、23日(祝)竿を...
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